今日は三角関数について書きたいと思います。

まずy=sinxとy=cosxのグラフを見てほしいねんけど、これはどんなxに対しても
-1≦sinx≦1
-1≦cosx≦1
がなりたっています。
xがどのような範囲であろうが、この不等式は成り立ちます。
これが当たり前なようで意外と大切で、難問でもこれを使う機会って言うのはよくでてきます。
例えば

nが自然数の時
sin(n)<n
これもn=1の時は
sin1<1
で任意のxでsinx≦1だからn≧2ではsin(n)≦n
より
sin(n)<1
が成り立ちます。
他には
x>0の時
-1/x≦(sinx)/x≦1/x
とかもすべてのxに対して
-1≦sinx≦1なわけなので成り立ちます。 これ極限とか求めるのにもよくつかいます。
後はf(x)を何らかの関数として
|f(x)cosx|=|f(x)||cosx|≦|f(x)|
とかこんな感じでよく使います。
大学でもよく使うぐらいです。
後、xが狭い範囲であることが問題になってるような場合、例えば-π/6≦x<πとかでは、-1≦sinx≦1よりもっと狭い範囲になっていて

こうやってグラフを書いて
-1/2≦sinx≦1
って求めてやってください。
ちなみに単位円を考えるより、グラフの方がわかりやすいことが多いです。
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