ベクトル解析でローテーションと呼ばれるrotが全然意味わからんって言う意見があります。
専門で勉強していても、なんか知らんけどそういう計算なんやと思ってる人も多いしな。
まあでもまずはなんか知らんけど、そうなるって覚えたらええねんけども。
そこで今日はイメージを説明したいと思います。
こんなイメージです。

逃げても逃げても、ネチョって引っ張られ、テュルってスベって、ニュルニュル身体を押し付けてくる兄さん。
「いつになったら終わるの?」
と無限地獄との狭間の空間…
それはローションのイメージやろ!
まずベクトル場E=(Ex,Ey,Ez)があって
rotE=(∂Ez/∂y-∂Ey/∂z,∂Ex/∂z-∂Ez/∂x,∂Ey/∂x-∂Ex/∂y)
(または∇×E)
とあらわされるわけやけど、ベクトルですよね。
これ具体的に何のベクトルなのかと言うと

こういう回転軸の方向のベクトルのことやねん。
それで成分の大きさは、回転の強さをあらわしてるわけやねんな。
さらにわかりやすいようにz軸が回転軸のものを考えてみます。
まずベクトル場って言うのは、その点での水の流れの速度みたいなもんやんな。
z=z0の平面において点(x0,y0,z0)における回転を考えてみます。
それでz軸が回転軸やと右ネジの法則で、(x0,y0)を中心に反時計回りに回転させようとするのは正、時計回りに回転させるのは負になってるわけや。
∂Ey/∂x>0とすると、Eyは(x0,y0)に十分に近い付近でxの増加関数やから
点(x0,y0)より左側より、右側の方が大きいわけや。
これは正の方向に回転させるやろ。
それで
∂Ex/∂y>0とすると、Exは(x0,y0)に十分に近い付近でyの増加関数やから
点(x0,y0)より下側より、上側の方が大きいわけや。
これは負の方向に回転させるやろ。
と言うことは、
∂Ey/∂x-∂Ex/∂y
だけ回転させようとしてるわけや。
これをx軸,y軸が回転軸になってるものを考えたら
rotE=(∂Ez/∂y-∂Ey/∂z,∂Ex/∂z-∂Ez/∂x,∂Ey/∂x-∂Ex/∂y)
が直感的にイメージがしやすくなるわけです。
しかも記憶の仕方になってるしな。
と言うよりも、むしろ記憶するための話やなこれは。
と言うことで、みんなもお互いに塗りまくって練習してください。
数理物理
テーマ:物理学 - ジャンル:学校・教育
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